【「違い」にふれながら、自分のセカイをひろげていく】岩国市立西中学校で講演を行いました。

11月18日(土)。私の地元である山口県に帰省し、岩国市立西中学校の人権講演会にて講話をさせていただきました。これまでも山口では様々な学校で講演をしてきましたが…今回、岩国市にお仕事として招いていただいたのは初めてなことでした。

私は、青年海外協力隊としてマラウイに赴任していた際、現地の生活から、「日本の当たり前が世界の当たり前ではない」ことを知りました。そして、その違いは不安や怖いことではなく、むしろ新たな「楽しい」に出会えるチャンスであると、少しずつ学んでいったことを、今回は岩国西中の方々に共有させてもらう機会となりました。

講演の後半は、マラウイにいるウォンガニ先生とZoomで繋いでおしゃべりを。「現地語をしゃべってみたい!」という生徒さんからのリクエストをもらい、トゥンブカ語の挨拶を急遽、レクチャー。参加してくださっていた保護者や地域の方、先生方もみんなで一緒になって練習をして…ウォンガニさんに伝えてみる。そうすると、ウォンガニからはとびきりの笑顔で挨拶が返ってきた。その瞬間、「伝えたいことが伝わった!」そんな喜びを教室にいるみんなで実感できた瞬間でした。

最初は不安でも、やってみると案外楽しい、なんてこともたくさんありますよね。今回は私一人で講演からオンラインで現地と繋げるということをさせてもらったので…正直、私自身もうまくいくかな…と不安がありました。笑  でも、途中の休憩時間を使いながら、私がどうやってウォンガニとコミュニケーションをとっているか、Zoomの接続から対話まで…よりリアルな一面をみてもらうことができたので、結果的にとても良かったと感じています*  

クリック一つで世界とやりとりできる時代ではあるけれど…あたたかな繋がりを生み出すのは人と人とのご縁によって紡がれていくものだと私は思っています。今回の岩国西中とのつながりも、「むっちゃんに紹介したい人がいるのよ!!」と一緒に活動していた山口県内の先生から紹介していただいたことがきっかけです。そうして、今回の講演を担当してくださった「まりりん」こと橋本先生と出逢い、まりりんの学校や生徒を想うパッションから、この場が実現しました。本当にありがたいです*

私はこれからも、いろんな人との出逢いを大切にしながら、セカイを広げる活動をつづけていきます。 岩国西中学校のみなさん、素敵な時間をありがとうございました! (椎木)