世界とつながる「探究学習」の事例紹介〜「やれたらいいな」が「やりたい!」に変わる場所〜を開催しました。

10月11日、世界とつながる「探究学習」の事例紹介〜「やれたらいいな」が「やりたい!」に変わる場所〜を実施しました。

アットホームな雰囲気の中、探求学習やこれからの教育のあり方について考える充実した時間となりました。

(レポート:Colorbathインターン生 大友)

自己紹介

Colorbathイベント恒例の自己紹介からスタート。
初めて顔を合わせる参加者の方同士も、だんだんと打ち解けていきます。

話題は授業づくりへ

自己紹介を終え、今回のイベントのテーマは「探求学習」ということで話題はColorbathが携わっている学校の授業の話へ。

その学校では、生徒たち自身が世界をもっと身近に感じることを目的にネパールコーヒーを使って新たな商品を考える予定なんだそう。学校の授業でそんなことにチャレンジできるなんて羨ましいなと思いました。

そして、まとめとして行う最終発表の手段は、なんとSNS。

この活動には、商品の売り出したいポイントやターゲットを考え、「広告」を作るという宣伝の裏側を体験することで、普段の生活の中でみる広告の見方を変えるという狙いがあるんです。

私は普段から、新しい視点やものの捉え方を手に入れるということを自分のテーマとしているのですが、社会問題や外国のニュースなど、対象が大きくなりがちで、「SNS広告」という身近なものから変えていくというところに新鮮さを感じました。

そしてこの話を聞いていた先生からは、小学校での発表ツールとしてCanvaを使い始めた、というお話も。
私が小学生だった約10年前とも全く違う教育現場になっているのだなと驚きました。

AGIって知っていますか?

続いての話題はAGI。

AGIとは、汎用性人工知能の略で、AIより主体性を持ち、人間を超える賢さを持った人工知能のことだそうです。
ChatGPTをはじめ、身近になったAIをどのように教育や学習に取り入れていくべきなのかを議論しました。

私が印象的だったのは、代表の吉川さんが言っていた「AIに答えを教えてもらうのはもう古い」ということ。
AIとディベートをして、自分の頭の中にある考えをより深めて、自分自身を強くしていく。
そんな使い方をしていく時代に突入していくんだなと感じました。

そして、それを探求学習にも応用して、子どもたち自身が「探求学習」そのものを探求する、自分たちで自分たちのためになる探求学習のあり方をAGIと考えてみる探求学習があってもいいのでは?という吉川さんに参加者一同考えさせられました。

究極の探求学習とは?

そこから「探求学習の難しさ」のようなところに話が派生し、探求学習そのものについて話に花が咲きました。

教員側がある程度のゴール(到達点や子どもたちに気づいて欲しいこと)を設定してしまうと、そこに到達したら探求学習は終わってしまう、けど時間にも割ける労力にも限りがある、といった先生方のリアルな話から、大型動物飼育や音楽といった、完璧な状態が存在しないということが探求学習の上手くいくカギなのでは?という話、子どもと一緒に考えて探究していく先生の姿勢も大切だと思うといった話まで、興味深いなと思うお話に溢れていました。

おわりに

今回のイベントでは、参加者の皆さんとともに、ネパールコーヒーを活用した探求学習の話題から、これからの探求学習、そして教育の在り方まで深くお話し、考えることが出来ました。

参加していて、私自身もこれまで自分が受けてきた学校教育を振り返ったり、変わりゆく時代に合わせた教育方法やツールの活用法を考えたりして、自分の中の教育に関する知識や思考が深まる凄く良い時間だったように感じます。

これからも様々なテーマで開催されるイベントに参加し、参加者の皆さんと一緒に見識や考え方を増やしていければと思います!

ご参加頂いた皆さんありがとうございました!