「持続可能なコーヒープロジェクト」活動報告会を実施しました。

7月25日、ネパールで取り組む「持続可能なコーヒープロジェクト」の活動報告会を開催しました。

プロジェクトリーダーの那波多目が、プロジェクト開始の経緯やこれまでの状況、これからの方向性などをお話しました。

なぜこのプロジェクトを行っているのか

私たちがこの活動を行う理由は、大きく2つあります。
①コーヒー生産を通じて農家さんの収入向上を目指す
ネパールの国内主要産業は農業と観光業です。
しかし現金収入を得られる仕事は限られているため、20代から40代の男性を中心に海外に出稼ぎに行く人が多いのが現状です。海外に出稼ぎに行っても、危険でハードな仕事をしなければならないこともあり、私たちは村にいながらでも収入を得られるような仕組み作りを行っています。

②コーヒーを通じて日本の人にも伝えたいことがある
2021年からネパールで作ったコーヒーを日本に輸入し、商品化して販売を始めました。この活動を通じて、日本の人にもネパールの素晴らしさや豊かさを伝え、1杯のコーヒーから人とのつながりや人々の想いを広げていきたいと考えています。

これまでの活動

2017年にプロジェクトを開始し、私たちはネパールにおいても日本においても様々な活動をしてきました。

現地では、実際にコーヒーを生産する農家さんへの研修、私たちが常にいなくても活動していけることを目指した現地リーダーの育成、必要な器具の提供を中心に行っています。

そして日本では、商品化する際のパッケージ等のデザイン、日本にいる支援者の方と現地の分断を無くすためのシェアビレッジ運営、NFTアートの販売などを行ってきました。

これからの歩み

そしてコーヒープロジェクトのこれからは、私たちとシェアビレッジの村民の皆さんとネパールの農家さん、みんなで前進させていきたいと考えています。

・コーヒー栽培をトゥロポカラ村から発信!
これからネパールでコーヒー栽培を始める農家さんや他の地域で今までの活動で得た知見を有効活用できるよう取り組みます。

・多くの方を巻き込んだ新商品開発
多種多様なバックグラウンドやスキルを持った皆様とぜひ一緒に新商品開発を行なっていければと思っています。

・子供たちへ学びのプログラムに。
学校の総合の時間や探求学習の題材として、本プロジェクトを活用します。

対話の時間

活動報告のあとは、参加したインターン生や村民の方と対話の時間をとりました。

トゥロポカラ村のことや、これからいかに多くの人を巻き込んでいくか、コーヒーの品質をあげるために必要なことなど、話題は多岐にわたり、充実した時間となりました。