6月13日、神奈川県立有馬高等学校(以下、有馬高校)の1年生約300名に向けて、国際協力やSDGsをテーマに講演を行いました。
今回は、公益財団法人かながわ国際交流財団(以下、かながわ国際交流財団)から紹介いただき、1年生の総合学習の一環で講演の時間をいただきました。
講演の中では、私、那波多目がなぜColorbathでの仕事を始めたのかという話から、現在、Colorbathが取り組んでいる活動に込められた想いや歴史、そして、目指したい社会を実現するために大切にしていることなど、幅広くお話しをさせていただきました。
途中、生徒たちとの対話の時間も設け、正直どれくらいSDGsに関心を持っているのか、将来やりたいことはあるのか、今の社会に対して何を思っているのか、などなど、色々とやり取りもさせてもらいました。
その中でも、「将来やりたいこと」を教えてくれた2人から返ってきた答えは、カーレーサーとビートボクサー。
「今の若者の多くはやりたいことがないと嘆いている。」
最近よく耳にする言葉で、私自身、どこかで無意識のうちにそう思い込んでいたところがあったので、2人から悩むことなくこの答えが返ってきたことには、正直驚いたのと同時に嬉しさも感じました。
講演後には、ありがたいことに全生徒から感想もいただきました。
中身は一人ひとり本当に多様。
ネパールのコーヒーの話に関心を持つ生徒もいれば、マラウイのソーラーボイラーに関心をもつ生徒もいて。
一方で、プロジェクト自体ではなく、それに取り組む「人」に関心を寄せる生徒もいる。
「難しくて自分にはできないと思った」という感想もあれば、「自分にも、何か少しでも貢献できることがあるのではないかと思った」という感想も。
どれが正しくて、どれが間違っているということは本当になくて。ただ、改めて私たちが
「ひろがれ、セカイ」
を掲げて、日々活動していることの意義を感じさせてもらう貴重な機会となりました。
私たち自身、日々の活動の中では難しい課題に直面したり、上手くいかないことがあったりということは少なくありません。
生徒たちに「こうすれば上手くいくよ」ということを教えることはできませんが、自分たちが試行錯誤したことや課題にどのように向き合ったかを共有することで、彼らが自分たちの力で「セカイをひろげる」きっかけはつくれると信じています。
有馬高校のみなさん、そして、かながわ国際交流財団のみなさん、今回は素敵なご縁をいただきありがとうございました!
(レポート:Colorbathスタッフ 那波多目)