【若手起業家支援】Social Innovators Forum Africa 2026 を開催!350名の参加者とともに、マラウイの新たな未来に向けた一歩を踏み出しました。

「アフリカ最貧国」といわれることもある国、マラウイ。この国で、私たちは長年、医療・栄養・教育など、さまざまな分野にまたがる挑戦をしてきました。その中で目にしてきたのは、熱いアイデアを持つ優秀な若者たちが、機会や資金がないゆえに、夢をあきらめざるをえない姿。

「私たちが実行する」だけではなく、「マラウイの若者たちとともに未来を創る」ためにはどうすればいいか。
チームメンバーや、途上国での価値創出に力を注ぐ日本企業の方々とともに考え抜いた末に、一つのアイデアに至りました。

今回は、そんな取り組み「Social Innovators Forum Africa 2026(SIFA 2026)」の様子をレポートします。

共創の波はここから。マラウイ過去最大規模のフォーラム

1月30日、マラウイ リロングウェにてSocial Innovators Forum Africa 2026(SIFA)を開催しました。

SIFAは、前身のMFEC、そして前回2025年4月の開催に続き、今回で3回目の開催となります。

Colorbath、NTTドコモビジネスエンジニアリング株式会社、Nsona Entreprises、University of Lilongweの4者共催のもと、マラウイを起点としたクロスセクター・クロスナショナルなネットワーキングによってイノベーションの波をつくることを目的に開催しています。

今回はさらに規模を拡大し、パブクリックセクター、プライベートセクター、アカデミアからセクター・国を超えた約350人が一同に集い、語り合い、そして新たな可能性が開かれる機会となりました。

オープニングセッションでは、マラウイの青少年・スポーツ・文化省大臣(当時。現・資源省大臣)のスピーチがあり、「若者は開発の周縁にいるのではなく、マラウイの発展の中心にいる。彼らが変化の担い手であり、問​​題解決者であり、そして自らの力でリーダーとなることができる」と力強く語り、参加者を鼓舞しました。

マラウイ青少年・スポーツ・文化省大臣(当時)によるスピーチの様子

未来を切り開く原石たち:ビジネスコンペティション「MFEC」

午前中のメインプログラムであるMalawi Future Entrepreneurs Challenge(MFEC)では、革新的なビジネスアイディアをもつ若者によるプレゼンコンペティションが開催されました。事前審査を通して選抜された9名が登壇し、既存の枠にとらわれない想像力あふれるフレッシュな提案を披露。会場にはエネルギッシュな熱気が満ち溢れました。

MFECの様子 オーディエンスも熱心に耳を傾ける
優勝したのは「Malawi Online Museum」アイディアの発表者

未来を編む対話:ICT・観光・農業をテーマにしたパネルセッション

午後のプログラムでは、ICT、観光、農業の3つのテーマでパネルセッションを開催しました。パネリストには、政府高官やマラウイを代表する企業のCXO、国際機関職員など、国際経験豊かなプロフェッショナルが登壇し、示唆に富む議論が展開されました。なかでも、農業セッションに登壇したマラウイの国立大学LUANAR(Lilongwe University of Agriculture and Natural Resources)の副学長Emmanuel Kaunda氏の言葉が印象的でした。

「従来の考え方を続けると、イノベーションを起こすには何百年もかかる。イノベーションとは、なぜ物事が現状のまま行われているのか、そしてどうすればより良くできるのかを問うことから始まる。すでに同じ道を歩んでいる人々と繋がり、アイデアを洗練させ、指導を受ける場が必要がある。」

パネルセッションの様子 会場からも沢山の質問が寄せらた

情熱が形になる瞬間:出会いを「機会」に変えるプログラム

同じ会場に設けたネットワークラウンジでは、若手起業家によるショートプレゼンテーションや、起業を目指す若者がビジネス経験豊かなプロフェッショナルとの1 on 1のコーチングを受けられるプログラムを終日実施しました。ビジネスのエキスパートの知見を求め、熱心に耳を傾ける若者たちの真剣な眼差しが印象的でした。

1 on 1コーチングの様子 大志を抱く学生たちの真剣な姿

また、今回は日本・マラウイの企業計11社に協賛をいただき、ブースエリアも活況を呈しました。当日の会場においては、日本から、NTTドコモビジネスエンジリアリング株式会社虹技株式会社DAI Labs株式会社JICAがブース出展を行いました。ブースには参加者が積極的に立ち寄って質問を交わすなど国境を超えた交流が生まれました。

VR技術を体験
日本・マラウイの垣根を超えたつながりが広がる

Innovation meets opportunities. SIFAが広げる新しい可能性

マラウイはまだ国際的に注目される機会が多くなく、この国の若者たちにとって将来の選択肢は決して多くありません。SIFA冒頭の青少年・スポーツ・文化省大臣のスピーチでも、15歳から35歳までの若者の41.4%が就労、就学、または職業訓練を受けていないことを指摘しており、従来の就労のあり方からの変革を図る必要があることが述べられました。
今回のSIFA、そしてここに集まる人々の熱意を肌で感じて得られた気づきの一つは、マラウイには光の当て方を変えることで輝くイノベーションの原石が数多く眠っているということです。

イノベーションとは、従来の仕組みや考え方に対して、革新的なアイデアや技術を取り入れ、新たな価値を生み出すことです。さらに私たちは、新たな人との出会いによって生まれるシナジー、思いが交差して生まれるコラボレーション、既存の常識や枠組みを超えた外の世界との出会いによって生まれる価値創造の可能性も含めた概念であると考えます。
SIFAのタイトルにも”Innovators”を掲げているとおり、SIFAは、そういった価値創造を担うすべてのイノベーター(革新者)のためのイベントです。

MFECに登壇した一人の学生から次のような心強い言葉をいただきました。

「今回のイベントは様々な組織がボーダーを超えて集まるというとても意義のあるイベントだった。こうしたイベントはこれまでマラウイにはなかった。このようなプラットフォームがあることで、私たちはすべての力を結集して、個人としてだけでなく、国として成長できるのだと思う。」

MFECに挑戦した学生たち 彼らの挑戦は、またここから広がる

彼らのような原石がクロスボーダー、クロスナショナルな人々、多様な考えや思いと出会うことでシナジーが生まれ、マラウイの未来は外に向かって大きく開かれていきます。今回のSIFAは、そのポテンシャルが大きな実感を伴って示された場となりました。

ひろがれ、セカイ 〜「支援」をこえた、その先に〜

私たちColorbathが掲げるミッションです。

そしてSIFAを通じて私たちが目指す国際協力は、支援の先にあります。
それは、国や人種といったボーダーを超え、マラウイと対等な立場に立つパートナーとして共に成長していくことです。
SIFAがクロスセクター・クロスナショナルな共創のプラットフォームになることで、マラウイの人々に開かれる可能性が広がります。同時にSIFAに参加する日本人にとっても、マラウイの人々と交流し、その考え方に触れることで得られる新たな視点があります。

マラウイもSIFAも、まだ進化の途中にあります。
次回はさらに規模を拡大し、より多くの出会いと機会が生まれる場へと発展させ、マラウイからアフリカへ、そして世界へインパクトを届けるフォーラムへと高めていけるよう、これからも現地とともに歩みを進めてまいります。

SIFA運営チームで

活動報告会に関するご案内


2月21日(土)15時より、本取り組みの活動報告会をオンラインにて開催します。
今回の熱気、成果を担当スタッフよりご報告するだけではなく、みなさまとともに、アフリカ・マラウイの未来を考える時間にしたいと考えております。
毎年現地開催をしていく予定の「SIFA」ですが、今回のような「個人サポーター」だけではなく、プロボノやインターン、日本企業や団体様との連携など、さまざまな「関わり」ができる場にしていきたいとも思っています。そうしたことについても、ぜひアイデア交換をさせていただけましたらさいわいです。

▼お申し込みはこちらから
forms.gle/VZ2BRArvGsAZmVpL8
*後日、限定URLでのアーカイブ配信も行います。

マラウイ事業の活動報告会のご案内

また、上記SIFA報告会に加えて、皆様にご支援いただいたクラウドファンディングの報告会も開催します。
「アフリカ・マラウイ 命と地球を守るエコエネルギー事業のこれまでとこれから」と題して3月8日(日)17時よりオンラインにて開催いたします。
現地カウンターパートであるStanfordさんも登場予定です。
「ソーラーボイラー」や「ブリケット」などのエコエネルギーの導入や、学校・ヘルスセンター・行政など、さまざまなセクターとの連携についても共有し、みなさまとともに、これからの国際協力・ソーシャルビジネスのあり方を考える時間にしていきます。

▼お申し込みはこちらから
https://forms.gle/TQ5BRD27LzbZjqDs8
*後日、限定URLでのアーカイブ配信も行います。