
「人生のすべてに意味があった」 そう話すのは、Colorbathスタッフの二ノ宮響さん。 現在はネパールを拠点に、教育系のプロジェクトやフィールドワークの運営、チャイブランド「THE AU」の運営など、多岐にわたる活動を届けています。 しかし、ここに至るまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。 迷い、遠回りをしながらも、「やりたいこと」に挑戦し続けてきた響さん。今回はそんな響さんの過去や未来について紐解いていきます。またインタビューを通じて見えてきた「本当の豊かさ」の正体について、ともに考えるきっかけにしていきたいです。
二ノ宮 響(ひびきさん)
ネパールの支援団体を立ち上げ、児童養護施設の子どもたちと毎年運動会を開催。2023年の夏、ネパール渡航の際、Colorbath代表の吉川と再会しColorbathに参加する。Colorbathでは主に、チャイのブランド「THE AU」と日本総合事業を担当。オンライン交流プログラム「DOTS」や、Colorbathが毎年実施している体験型プログラムである「ちいさな一歩フィールドワーク」ではネパール部門を担当し、参加者のちいさな一歩をサポート。「THE AU」の商品のお気に入りは「Hawa」(チャイ)に少しラム酒を入れること。趣味は着物、運動、ものづくり、海外アーティストのライブ観戦。

たまたま選んだ場所が、一生の居場所になった。
ーー響さんとネパールの出会いについて教えてください。
出会いは学生時代に、たまたまだったね。当時、志望大学への編入を目指して保育の短大に通っていたんだよね。その時に「ニュージーランドかネパール、どっちかの保育現場を見に行く」という研修があって。もともと社会貢献に興味があったので、「行くなら今だ!」と直感でネパールを選んだのがすべての始まりだった。ネパールが持つ、ほんとうの豊かさに魅了され、すぐにネパールの土地や人に惚れ込んじゃったんだ。
旅行が好きでいろんな国へ行くけど、やっぱり帰りたくなるのはネパール。経済的な数字だけを見れば、日本の方が豊かかもしれない。でも、ネパールには「自分に余裕がなくても、誰かのために動ける」という、真っ直ぐで裏のない優しさがある。そのぬくもりに、私は惹きつけられたんだよね。

遠回りは、今の自分をつくるための「必要な時間」だった。
ーー響さんのキャリアの話を聞くと遠回りもされてますよね。
そうだね。今でこそネパールと日本の間に立って奔走してるけど、20代の頃は、塾講師として働いていたんだよね。当時もその中で「やりたいこと」や「楽しいこと」を割と自由にやらせてもらっていて、やりがいも感じてた。ただ、「良い先生」と思われたいって考えて、真面目にしていた側面もあったかな。
Colorbathに入るまで、塾講師として働きながら友人のブランドのお手伝いをしたり、迷いながら色んなことに挑戦してきたんだよね。もちろん挫折もあったけど、今ではすべての経験が自分にとって必要なことだったって感じてる。「あの過程がなかったら、今の自分はいない」ということをすごく思うんだ。塾講師での経験も、ものづくりの手伝いも、一見バラバラに見えた点が、今すべて線でつながっている。
「やりたい」を優先して、たくさん遠回りをしてきた。 けれど、その一つひとつの経験が、今の私を作っているし、困難に直面しても「大丈夫、なんとかなる」と思える強さの源泉になってるんだよね。
「幸せ」を追い求めるのをやめて、「好き」で生きる。
ーー「幸せじゃなくて、好きで生きてる」という響さんの言葉が印象的でした。
「いいお給料、安定した暮らし」そういう生活ってもちろん憧れる。でも私はそれよりも「やりがい」を優先してきた。世間が言う「幸せの形」は、もう手放しちゃったね。
ネパールに飛び込んだ時も、次の仕事が決まっていたわけじゃないし、貯金も十分になかった。でも、好きな場所で、好きな人と、好きな仕事ができている。それだけで、私の心は満たされるし、すごく幸せなんだ。
だからこそ、将来に不安を抱える若い世代に伝えたい。「20歳で人生は決まらないから、大丈夫。いろいろやっていいし、どんどん失敗していいよ」って。人の目を気にするのをやめて、自分の「好き」に正直に生き始めた時、本当の意味で自分らしい、自分の人生が動き出すから。

100歳になったとき、「いい顔」で笑っていたい。
ーー響さんのこれからの目標を教えてください。
Colorbathでは多くの人が認知を書き換える世界を提供していきたい。それが目標かな。あと、100歳になった時「この人、めっちゃ笑って生きてきたんだろうな」って顔のおばあちゃんになりたい。
Colorbathでの活動を通じて、「人は自分が見たい世界しか見ていない」ということを強く感じるようになったんだよね。だから多くの人にそれを経験する機会を持ってもらいたいし、一人ひとりの認知が置き換わる瞬間を、これからもたくさんの人に届けていきたい。
特にフィールドワークでは「他人の目(認知)」を借りることを大切にしてるんだよね。自分一人では気づけなかった豊かさに気づけた時、世界はもっと面白くなる。その瞬間を、自分自身も大切にしているし、共有して、たくさんの人に知ってもらいたいって思ってる。

それから人生の目標は、全部やりきって、たくさん笑って、後悔しないように生き切ること。最終的に人生を全うしたって顔に出てたら、私の人生百点満点。もちろん大変なこともあるけど、メンタルもフィジカルも筋トレしながら、これからも挑戦し続けたい。
インタビューを終えて
「人生のすべてに意味がある」という 響さんの言葉は、正解のない時代を生きる私たちの背中を後押ししてくれました。 遠回りをしたからこそ見える景色があること。自分の「好き」を信じ抜いた先に、自分だけの豊かさが待っていること。 それらを響さんとのインタビューを通じて強く実感しました。 Colorbathを通じて、私たちとともに迷いながらも挑戦し、「認知」を広げて、見える世界を色鮮やかにしていきませんか。
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