Colorbathが取り組むWeb交流プログラム「DOTS」は、日本とマラウイ・ネパールをオンラインでつなぎ、様々なテーマについて対話を行う国際交流プログラムです。一般的に「発展途上国」と呼ばれる国で生活する“同世代の生徒”と交流をすることにより、生徒たちにとって「遠い外国の人」が「身近な友達」に変わり「もっと友達をつくりたい」という前向きな気持ちへ変化していきます。そして、意見や捉え方の違いにふれ、物事を様々な視点から捉えることの大切さを体感できます。
これまでの活動の中で、私たちは多くの先生方に出会ってきました。どの先生も、「変化が激しい時代」の中で、一人ひとりの生徒と向き合い、絶えず授業づくりの工夫を続けられています。それでも忙しさや幅広い業務対応などから、思うような活かし方ができず、もどかしい思いをするケースも、多くみてきました。
今後は、私たちが積み重ねてきた、「サポートなしでも授業づくりに取り入られる状態を目指すプログラム構成」「先生方にとっても、新たなアイデアや世界と出会うきっかけになる機会づくり」などの強みを活かして、先生方と共に、教育と向き合っていきたいと考えています。
そこで9月から毎月、「DOTSセミナー〜『世界とつながる教室』のつくりかた〜」と題して、先生方が主役となり、事例をもとに新しい授業のあり方のアイデアを出し合うオンラインイベントを開催することとしました。
オンラインでの授業づくりや国際交流に興味がある先生方は、ぜひご参加ください。
<今回のキーワード>
今回は、これまで登壇して頂いた3名の先生方が一同に集結。それぞれの実践をもとに、教育に関するテーマを座談会的に話すことで深めていきます。参加するのは、大規模校、小規模校でのDOTSをどちらも経験した校長先生を始め、中学校英語科の先生、小学校の先生。それぞれ視点から、実施に際しての利点や課題、科目によるDOTS実践の違い、DOTSとクラス運営などをトピックに、参加者の方の疑問や質問も取り入れて話していきます。教育に関する考えを深めることはもちろん、DOTSの実践に向けて、よりイメージを膨らませる時間にしていければと思います。
イベント概要
■日程:2022年12月20日(水) 20:00〜21:30(90分程度)
■会場:オンライン(zoomを使用)
■参加費:無料
■対象:学校教職員
■申し込み方法:Google form
※先着順。10名の参加上限に達し次第、申し込みを締め切らせていただきます。
■今回お話ししていただく先生方
勝間田先生(山口市立柚野木小学校 校長)
中学校体育教諭であり、現在は小学校の校長職。大規模学校である富田中学校の赴任中にColorbathに出会い、「DOTS」を行う。その後、転勤先での柚野木小(小規模校)においても、マラウイとの交流を行い、小規模校ならではの交流を行っている。今年のテーマは「遊び」。お互いに教え合うことで生徒の笑顔が生まれる空間になっている。さらに、交流の仕方について日本の小学校同士が共有するというの交流にも発展した。
水島先生(周南市立富田中学校)
中学校英語教諭。課外活動の「DOTS」を取り入れており、生徒会を絡めての活動も行っていた。今年の富中でのDOTS開催のテーマは「冒険」。準備や、当日の進行も含めて生徒主体で行う取り組みをしている。第2回DOTSセミナーでは、中学校の先生ならではの視点で、授業づくりのアイデアや悩み、これまでの取り組みについて話していただいた。
横内先生(諏訪市立城南小学校)
小学校教諭。総合の時間において独自にDOTSを取り入れている。マラウイ、ネパールの両国との交流を去年から行い、今年はSDGsをテーマにした授業の一環で、Colorbathの行うネパールコーヒープロジェクトを絡めてフェアトレードについての学習も進めている。城南祭(文化祭)にて担当クラスの子どもたちとネパールコーヒーを販売予定。
当日タイムライン(予定)
20:00 開会/開催趣旨のご説明
20:05 自己紹介
20:15 Web交流プログラム「DOTS」のご紹介
20:25 ゲストの先生方から実践報告
20:40 質疑応答・ディスカッション
21:15 今後に向けて、Web交流プログラム「DOTS」のサポート体制
21:25 アンケート記入
21:30 クロージング