持続可能なコーヒープロジェクト

持続可能なコーヒープロジェクト

高品質なコーヒーの生産を行うことで、農家さんの経済力向上を目指す

持続可能なコーヒープロジェクトは、ネパールの山岳地帯において、高品質なコーヒーの生産を行うことで、農家さんの経済力向上を目指すプロジェクトです。
コーヒーの栽培は、森林と共存できる手法をとるアグロフォレストリーの考え方に基づき、人と地球の両方にとって持続可能な農業を実現します。

プロジェクトを通じて実現したいこと

ネパールは、国土の約8割が山岳・丘陵地帯です。労働人口の6割強が農林業に従事しているにもかかわらず、広い農地の確保や都心へのアクセスの困難から、農作物の品質管理が難しいという課題を抱えています。農村部では自給自足の生活を送っている家庭も多く、現金収入を得るために出稼ぎに行かざるを得ないケースも少なくありません。「家族と一緒に暮らしながら、収入を得て、子どもたちを学校に行かせたい」。そんなネパールの人々の想いを後押しするために、私たちは2015年から、農村部での「持続可能なコーヒープロジェクト」に取り組んでいます。

アプローチ

コーヒーは、標高1000〜2000m付近の高地での栽培が適しており、他の野菜や果物などの作物よりも輸送中の品質低下が起こりにくいことが特徴です。また、コーヒーの実の収穫期は12月〜3月であるため、他の作物を育てることができない時期に収入を得ることができるというメリットもあります。

Colorbathでは、コーヒーの品質向上に向けた技術指導だけではなく、マーケティングや販売、消費者とのつながりにも及ぶトータルサポートを、現地NGOやコーヒー会社、日本の専門家と連携することで実現してきました。

アクション

最初は、コーヒーを栽培するのが初めての農家も多かったため、コーヒー苗の配布や技術指導セミナーなどから重点的に取り組みました。
2020年には、「草の根・人間の安全保障無償協力」の助成を受けて、コーヒーの最終加工工場が完成しました。
その後、農家から買い取ったコーヒーの販路を確保するため、コーヒーの輸出を担う現地法人の設立も行いました。
2021年1月には、210kgのコーヒーを初めて日本へ輸出。同年12月にはColorbathオリジナルの商品をオンラインにて販売開始し、4年の月日をかけて育まれたコーヒーを、みなさんのもとにお届けできるようになりました。

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