「周南の子どもたちの未来を共に考える会」〜世界の学校とのオンライン交流を通して〜を開催しました!

8月8日(月)、山口県周南市徳山駅前賑わい交流室にて、「『周南の子どもたちの未来を共に考える会』〜世界の学校とのオンライン交流を通して〜」を開催しました。

会場・オンライン合わせて50名以上の方々にご参加いただき、教育に関して理解を深め、自分ごととして考える有意義な時間となりました。

登壇者による発表

松本 悦子先生/周南市教育委員会 学校教育課

まず、周南市教育委員会で地域連携教育を担当されている松本先生から、「社会に開かれた学校」をテーマにお話ししていただきました。

周南市の複数の小中学校でWeb交流プログラム「DOTS」に取り組んできたColorbathにとっても、地域と連携した教育活動はとても重要なキーワードとなっています。

勝間田 文子先生/山口市立柚野木小学校 校長

次に、山口市立柚野木小学校校長の勝間田先生から、2020年より同校で取り組んでいる「DOTS」に関して、子どもたちの意識の変化や応用事例、交流により得たものについてお話がありました。

「DOTS」を通して、オンラインで教室同士がつながること、世界の友だちと話すことが身近になった結果、学校現場の先生方自身も、視野を広げることができ、地域をも巻き込んださまざまな取り組みが生まれていった様子がよくわかりました。

國兼裕司/公益財団法人周南市ふるさと振興財団 振興係

周南市ふるさと振興財団にて、地域と教育に関わるさまざまなイベントの企画・運営をされている國兼さんからは、より「地域」という文脈に焦点を当てたお話をしていただきました。

具体的に周南市で行われている地域イベントや、DOTSが大切にしているつながりの基盤づくりにも通じる内容について、理解を深めることができました。

パネルディスカッション

会の後半では、モデレータのColorbath・吉川雄介を交え、「学校と社会の連携、これからの教育」というテーマに基づいたパネルディスカッションを行いました。

「予測がつかない社会・世界の中で、変化に対応できる子どもたちをいかに育てていくか」

「オンラインも活用して、多様な機会を用意していくにはどうすればいいか」

「学校教育に期待されている取り組み、役割を超えて、教育をどう捉え、創っていくか」

「それぞれの現場が抱える課題感や壁は何で、どこと手を携えれば乗り越えられるか」

などなど、さまざまな話題が挙がり、会場・オンラインの参加者からも多くの意見が寄せられました。

NTTコム エンジニアリング株式会社との連携

今回のイベントは、周南市教育委員会・公益財団法人周南市ふるさと振興財団の後援を受けて、NTTコム エンジニアリング株式会社との共催で開催しました。

企業による教育支援・NPOとの関わりについても理解を深める、貴重な機会となりました。

今後に向けて

Colorbathとして、久しぶりの対面での開催となった今回のイベント。

これまで実施してきたWeb交流プログラム「DOTS」による学びや成果を振り返るだけではなく、子どもたちの未来を、豊かな変化にあふれたものにしていくため一人一人ができることを考える、とても濃い2時間半となりました。

さまざまな立場・バックグラウンドを持つ人をどう巻き込んでいくか、地域との連携をどう進めていくかなどの問題提起もあり、今後の「DOTS」が果たしていくべき役割についても、思いを巡らすことができました。

Colorbathでは今後も、プロジェクトの推進・関わる方々との連携を進めることはもちろん、イベントやコミュニティを通した「場づくり」を継続し、それぞれが自分ごととして課題に向き合い、未来をつくるモチベーションを得ることができる社会に貢献していきます。

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◎今回のイベント内では、Web交流プログラム「DOTS」の新しいホームページについてもご案内しました。

これまでに行ってきた交流のレポートはもちろん、新たに始まる「DOTSアンバサダー制度」、関連イベントやコミュニティに関する情報発信を行なっていく予定です。ぜひご覧ください。

▼当日の様子が、市内のケーブルテレビて放映されました♪(提供:株式会社シティーケーブル周南)