アンコンシャス・バイアスとは何か

「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」とは、誰もが日々生活を送るなかで身につけている、「身近な当たり前」のことです。自分にとっては当たり前すぎて、そこに偏見があることにすら気がついていないものです。

つまり、いつも偏った見方をしてしまうメガネをかけて、世の中を見ているとも言えると思います。

その当たり前をみんなが持っていることでルールを守れるし、面倒な合意形成なしに、スムーズに物事を前に進めることができる。こういったメリットもあると思います。特に日本は、暗黙の了解や言語化されていないルールがたくさんあり、ハイコンテクストな社会です。

アフリカの途上国の子どもたちは貧しくて不幸だ。
日本は小さな領土で島国の小国だ。
株式会社はNPOに比べてお金ばかり考えている。

言葉にしきれませんが、わざわざ言葉にすることもないほどの、たくさんのバイアスが人々の中にはあると思います。

なぜ、「アンコンシャス・バイアス大賞」を開催するのか

誰しもが持っているアンコンシャス・バイアス。これを持っていることが悪いということではありません。むしろ、みんながそういうバイアスを持っている、ということを認め許し、そこから学びを始めることが大切だと感じています。

自分や周りの人が持っていた「当たり前」を言葉にして共有する、そんな時間をつくってみませんか?

自分が持っていた偏見に気がつく瞬間は、そう多くはないかもしれません。人は一生懸命生きてきている中で、「今まで、偏見を持って過ごしてきた」ということを認めたくないような気持ちもあるかもしれません。でも、「みえる世界が広がる」そのためには、物事の捉え方が変わる、別の視点から捉えてみる、ということがとても大切です。

私たちColorbathは、日本・ネパール・マラウイの3か国の現場で活動する中で、一人ひとりの持つ「当たり前」から学び、受け入れ、自分の行動に活かすことの大切さを知り、また体現してきました。

日本のみなさんにも、その学びを還元していきたいと思っています。
アンコンシャス・バイアス大賞を通して、無自覚の偏見に気が付き、新たな視点がたくさん生まれることに寄与していきたいと考えています。

人や社会にもっと優しくなること
自分をもっと信じてあげられるようになること
未来に希望を感じれるようになること
分断ではなく統合に進むこと

私たちは、未来への希望を持って、このアンコンシャス・バイアス大賞を開催したいと思います。

みなさんからの応募が積み重なれば、この大賞を知ったほかの人の心に届き、みえる世界がひろがり、行動変容につながります。子どもたちも、きっと私たち大人の学びや姿勢を見てくれています。

その連鎖に参加してくださる方を、お待ちしています。お気軽に、エントリーいただければ嬉しいです。

エントリー募集

みなさんのお仕事・日常生活の中での、以下のような「瞬間」「出来事」をお待ちしております。

・自分自身の持っていた「当たり前/偏見」の存在と、その変化に気づいた
・自分自身や他者との印象的な会話や対話があった
・自分自身の持っている「当たり前」が変わったことで、自分自身や他者にポジティブな影響があった
・知人、友人が「無自覚の偏見に気が付き」変化、成長した

大きなことでも小さなことでも構いません。友人との会話、家族とのエピソードなど、身近な話題のほうが、共感される方も多いと思います。お気軽にエントリーください。

アワード

みなさんからのエントリー内容をもとに、各部門賞を考案します。

・大賞
・行動変容部門賞
・社会メッセージ部門賞
・途上国ラベリング部門賞
・特別賞

スケジュール

1
webページ公開、エントリー開始(3/13〜5/7)

募集ページのGoogle Formよりご応募ください。(期間内何度でもエントリー可)

2
応募締め切り(5/7)

3
オンラインイベント&授賞式(5/8)

オンラインイベント&授賞式

5月8日(月)20:00−21:30、オンラインイベント&授賞式を行います!

授賞式では、寄せられたエピソードをもとに、参加者の皆さんとの対話につなげていきます。

前回の授賞式参加者は、
「生きていればみんな哲学者なんだなという気づきがあった」
「脳の中に温かさが広がりました」
といった感想を寄せてくださりました。

それぞれのエピソードの受け止め方、それをシェアすること。
これほど贅沢な時間はありません。ふるってご参加ください。

よくある質問

Q
些細な出来事でも応募可能ですか?
A

はい。むしろ、身近であればあるこそ、ほかの人の「無意識の当たり前の変化」のきっかけになれる可能性が広がります。

Q
まだ自分の中でも、正解に辿り着けていないのですが…
A

本アワードは、「結果」を讃えるのではなく、「プロセス」を讃えることを大切にしています。考えている途中、対話の途中などのシェアも大歓迎です。

Q
自分の持っていた「アンコンシャス・バイアス」にたいして、恥ずかしい・申し訳ないといった気持ちになってしまいます。
A

「無意識の偏見」と訳される「アンコンシャス・バイアス」ですが、本来ならば誰しもが持っているはず。私たちは、むしろ違う世界観の「当たり前」から素早く学び、自らの行動に繋げ、周りにシェアすることが大切だと考えています。ぜひ、他の人の気づきのきっかけになる勇気を持ってもらえれば嬉しいです。

第1回受賞者の声

総合部門・大賞
清水良介さん

マラウイでの”ストリートチルドレン”と
出会い、「友だち」になったエピソード

行動変容部門・大賞
みきてぃさん

「自分には賞なんてとれない」と
思っていたけれど…それでもいいかも。

社会メッセージ部門・大賞
まめさん

職場の人からのひとことで変わった
「休み」のとらえ方

途上国ラベリング部門・大賞
スヌーピー大好きさん

ネパールの人と自分、意外な共通点が
見つかって…。

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本アンコンシャス・バイアスの趣旨に賛同し、一緒に取り組んでくださるスポンサー企業/団体/個人の方を募集します。

「受賞者へのギフトを一緒に企画・用意する」「それぞれの企業/団体/個人ならではの“当たり前の違いをきっかけとしたコミュニケーション”を発信する」など、一緒に話し合いながら、大賞をカタチづくっていければうれしいです。

法人の方は、協賛団体様としてロゴや活動のご紹介をさせていただきます。

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