11月29日に「知られざるIT人材の宝庫ネパール!国内企業で活躍中のネパール人ITエンジニアの生の声を聞ける激レアなトークセッション」と題したオンラインイベントを開催しました
当初は日本人数名の参加を想像していたのですが、当日は10名以上の大盛況に。また、参加者の構成としても、日本人2名に対してネパール人8名と、思った以上にネパール色の濃いイベントとなりました。
今後継続していくことによって、ネパール人と直接知り合い、一人一人の考え・声を聞ける貴重な場づくりを進めていきたいと思っています。
ネパール人参加者の多くは、既に日本に住みつつ、日本のIT系を主とした企業で働く生活を送っていました。ある方は、日本の大学を卒業後にクラウドエンジニアとして日本企業で働いていたり、ある方は、ネパールの大学を卒業後に来日し、日本語学校を卒業後に日本のIT系の企業で働いていたり。多様なバックグラウンドを持つ方々に囲まれての1時間半となりました。
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イベントは、登壇者であり、ITエンジニアとして日本で活躍中のSajanさん、Pankajさんを中心にした、英語と日本語を交えた視聴者参加型の質疑応答形式で進みました。
質疑応答のテーマは非常に多岐に渡り、この議論を直接体験するだけでも、ネパールを知るための大きな一歩になることは間違いないと感じる内容になりました。
扱ったテーマ例:
「(ネパール人の参加者から)日本でエンジニアとして就職するために、大学の専攻による有利不利があるか」
「ネパール国内で、日本企業で働くためのの情報を得る機会が少ないことについて(ビザ発行なども含む)」
「キャリアプラン全体を見た時の、日本企業で働くことの意味とは、」
「日本企業で働く際の課題(言語やコミュニケーション、学習など)とその対応策」
「ネパール国内で働いた際や同スキルを持つに日本人と比較した際の賃金」 など
日本滞在歴が5年以上ある方も多く、流暢な日本語で質疑応答が繰り広げられました。「生の声に耳を傾ける」とはまさにこのこと。
また、日本人参加からも、「採用を考えた際の生活面でのサポートについての考え方」や「ネパール国内でのビジネスモデルを日本に展開することの可能性」など、実務的な視点から、お互いの強みを活かしたビジネスの発展性まで、いろいろな質問が出ました。
インターネットが普及した社会において、何かを調べようと思ったら、すぐに情報が手に入ります。しかし、採用や協働における意思決定では、どうでしょうか。特にネパール人エンジニアといった、あまり情報がないか、あったとしてもステレオタイプが壁となってしまう場合は、直接対話し、その中で個人が感じたものをベースに行動に移した方が、物事は動きます。まさに「百聞は一見にしかず」です。
Colorbathでは、今後も、「ネパールのエンジニアと仕事をしたい・個々人の仕事に関する背景や考え方を知りたい」といった想いを持つ方に向けたイベントを継続的に開催していく予定です。
これまで続けてきたネパール国内での活動・ネパールと日本をつないできた経験を活かし、情報を伝えるのではなく、生の声を直接届けることに注力していきます。
ぜひ今後のイベントも楽しみにしていてください!